刀ミュの義経公こと荒木健太郎さんがいるということで気になっていたのですが、ギャオのニゴステで東京千秋楽が配信されると知り、見ることにしました。(前売りチケット2000円)
一応荒木さんのツイッターから杉江さんも参加されていることは把握していました。あと男水に出ている赤澤さんがいるようだ……くらいの認識です。
俳優とか全然知らなかった私としてはかなりの進歩ですね!そもそも作品ではなく俳優目当てで見る時点で随分とこれまでとは違います。
ということでざっくりと荒木さん目当てという人間から見たメサイアの感想です。
なんで写真撮るときにチュッパチャップス的な飴の棒があるのだろう?と不思議に思っていましたが、見て一発でわかりました。
糖分摂取キャラなんですね。
そして台詞、やや早口というか、兎に角次から次へと喋るキャラという印象。
科学者だからかな?頭の中にある言葉をどんどん喋っていって聞かせたい、そんな饒舌なキャラでした。
演出の都合上、棒立ちというか動かないで舞台上に待機していることがままあったのですが、その立っているときのポーズがぴしっとしていたのが印象的。
腕を組んだりせずに下ろしている場面があったのですが(かなり最初の方に)この下ろされている腕がぶらぶらと動いてなかった。舌はよく回る饒舌な男だけれども、動きに関しては騒がしさや落ち着きのなさというのがないキャラだというのが伝わってくる立ち姿でした。
ネクロマンサーというAIを作った科学者ですが、作品の設定上ちょくちょくと戦闘がありました。
刀はないので肉弾戦とか銃撃戦というのがこちらでのメイン。あの斜めになっている舞台でよくやるなあと思いました。
まあこの荒木さんの役チェーカーは殺されるので、今後の出番はなさそうですが、今回こうして杉江さんの役加々美いつきの叔父さん役を見ることができてよかったです。
最初はかなり悪そうな感じでしたが、終盤には小物臭さが出て来て、良い感じの小物感でした。
やっぱり下手に他人を信じちゃダメですね!
メサイア初見でしたが、無知故に見ていて純粋に良いキャラだなあと思ったのが中原裕也さん演じる一嶋晴海、大澄賢也さん演じる志倉次長、井澤勇貴さん演じる有賀涼、橋本真一さん演じる小暮洵あたりでしょうか。
良いキャラでしたねー好きです。
どうやらこのメサイアはシリーズとしてかなり作品があるようで(アマゾンで検索かけたらいろいろ商品が出てびっくりしました)継続して出ている方もいらっしゃるようですね。
一嶋さん役の中原さんは間を開けての続投、再登板?ということですかね?
さらに今回で赤澤さんが演じる白崎護はどうやら卒業ということらしく(舞台挨拶で卒業というシステムをやっと理解しました、学校だったんですね!)、秋の新作では有賀&加々美ペアが卒業する気配を感じてます。
イコール井澤さん&杉江さんメサイア卒業ということになるんですが。結構このシリーズに出ているキャラのようですね。うぃきぺでぃあ先生を見ると。
次回作、いったいどういう話になるのでしょう。
今作暁乃刻は人工知能となったメサイア(親友であり家族であり恋人である相方)と共に白崎がチャーチ(学校みたいなところ)を卒業する話でした。
かなりのシリーズ物で、継続して登場しているキャラの卒業回を初見知識なしで見るのは無謀な感じもありますが、それでもきちんと一作で完結してくれていますし、ある程度は見ていてわかると思います。
それに楽しかったです。まあさすがにキャラの名前とかは全然覚えられませんでしたが、それは私の基本スペック:名前と顔覚えられない一致できないのせいなので……。
今作の個人的に知識なしでも演技という点での見所はやっぱり杉江さんの演じ分けじゃないでしょうか。
ネタバレを全く伏せずに触れていきますが、ネクロマンサーに乗っ取られてからの演技とそれまでの加々美の演技の違いは場面としてはそう多くはないかもしれませんが、注目ポイントだと思います。
そしてどうやら紆余曲折を経て?加々美をメサイア(相棒)として認めているらしい有賀の不器用なところ。ちゃんと加々美の名前を呼ぶまでにある悶々とした「い……ふんふん」みたいな流れは様式美。こちらも面白かったので、加々美との遣り取り、生真面目な顔の小暮との遣り取りもどうぞ。
舞台挨拶もしっかり見たかったのですが、カテコの途中で突然配信エラーになるという不幸に見舞われて、ちょっと挨拶が見られませんでした。
それでも何分か経ってどうにかまた視聴できましたが。
あ、それと配信のカメラは平たく言うとよくなかったです。良くなかったというか、悪かったというか。
全体を見せて欲しいタイミング(冒頭の紹介映像つきのところとか)でアップが多かったり動きにカメラがついて行けてなかったりがあって残念。
OP部分では役者の名前?キャラの名前?をほとんど確認することができませんでした。これはひどい。
舞台装置は面白かったですね。左右の二段ステップの舞台に挟まれるように斜めになった床があり、映像投影でモニターになる壁(モニター枠)が仕切りのようになっていて、さらに奥の板があり、たまに紗がかかての演出もありましたね。
中央舞台が斜めになっているから倒れた人がずるずるーと滑っているのも一度や二度じゃないので、そこはちょっと面白かったです。
そして客席に下りるのも多かった。銃撃戦なんかで客席通路で戦ったりしてました。
なるほど、客席は遮蔽物!(笑)と面白く舞台装置を見させていただきました。
カメラには不満がありますし、音もかなり微妙というかなんだその音、マイクの音どうしたって頻繁になりましたが、見ることができてよかったです。
荒木さん目当てでしたが、なかなか面白い(小物悪党という意味)荒木さんの演技が見られたのもよかったですね!義経公とは全然違うので新鮮でした。
この調子でニゴステでの配信がじわっと増えてくれたりすると嬉しいですね。
ニコ生でもまあいいんですけど。