俳優や裏方に疎い人の所感

刀ミュ他2.5をのんびり追っかけてる人のただの感情

3/8-9 刀ミュ 江水散花雪ソワレ現地の感想と一部歌曲の歌詞メモ

配信リピって好きな曲の歌詞メモってたので今更だけど出しておくための記事。

現地入りの感想は短いよ。

初日配信の感想は別記事で。

tjgnmmjr.hatenablog.com

 

山姥切国広ソロ

流れゆく水を覗き込む 揺らめく己があえなく消えゆく

流れを止められた水を覗き込む

鋭い碧眼 じとりと見つめる

お前は誰だ 俺か 俺だとしたらいつの俺だ

かつての俺か この先の俺か

俺は俺だ

水はどこへ行く

明るいのは苦手だ 鏡のように俺を照らし出す

止まらぬ大河の中 水だけが行先を知っている

大河の水面に映る俺

保てぬ輪郭 ぼやけて移ろう

ちょうどいい

そのくらいが ちょうどいい

 

兼さんソロ

終わるために時代は始まるのか そうじゃねえ

崩れるために形作られるのか そうじゃねえだろ

そこで生まれるものがある

命だとか想いだとか

そういう大事なもんが

 

別れのための出会いじゃない だが出会うための別れってのはあるかもな

この世界は巡ってるって言うだろう

理由がほしいなら探し出すしかねえ

意味がほしいならできることをやるしかねえ

 

大丈夫だ、己の核はここにある。それはずっと変わらねえ

 

さあいくぜしようぜ 銃や大砲じゃなく

さあいくぜしようぜ 刀や槍を使った喧嘩だ

さあいくぜしようぜ 互いに譲れねえもんがあんだよ

さあいくぜしようぜ ここは刀の戦場だ

 

オレの活躍、さまになってただろ?

 

山姥切国広ソロ2

古池の水面に映る俺 確かな輪郭見紛うことなし

石ひとつで 生まれる波紋

風吹かずとも 生まれるさざなみ

なにが変わる なにかが変わる

波うつ水面に映る俺 不確かな輪郭

だとしても これは俺だ

だからこそ 俺は俺だ

 

兼さんソロ2

つぶさに見てきた 刀の時代の終わりを

新しい感情は湧かなかった オレはそれを既に見ていたから 見届けていたから

 あっけなかった。あえて言うならそれが新しい感情だ。

 向き合うべきところはそこじゃなかった。

想像するそれはきっと誰しもが通る道だ

オレだけじゃない そう誰しもが

もしこうじゃなかったら 歴史が変わっていたら

かつての主が生きていたら

 オレはなにも変わらなかったと思う。

 かつての主はそう言う役割じゃなかった。

好きだから美しいと思うから きっと世界を変えてしまうようななにかを成し遂げるはずだと

そう思いてえけど そう思いてえけど

 違う、そうじゃねえ

江戸で芽を吹き 京の都で咲き誇り

北の大地で散った 一輪の花

花が歴史を変えるか否か そんなことはどうでもいい

美しかったのだから それでいい

 でも河の流れが変わったらどうなる。咲く場所が変わったら。

想像する 芽吹くこともなく咲くことはない

大輪の花として咲くかもしれない

 どうだ。いや、ちがう!

 それはオレが知ってる花じゃない。オレが美しいと思った花じゃない。

 奪うな、オレからあの人を。

 美しかろうが、咲き誇ろうが、オレはオレの花を愛でる!

想像する 歴史が変わることを

想像する あの人がより輝く世界を

どうすればそうなる どうしたらそうなる

 想像するんだ

想像して 想像して 想像して 想像して 想像して 想像して 想像して

そうならない世界を

そうならない歴史を 守る

オレは散る花を

 奪うな、オレからあの人を。

 オレはオレの花を愛でる

 

肥前ソロ

選んだわけでも 辿り着いたわけでもない

斬ることが おれの仕事だ それだけだ

血に濡れ あやしく光る刀身

澄んだ空さえ赤く濁す

人知れず咲く花あれば 人知れず散る花あり

散るより先に 斬り捨てる

 

まるで人斬り まるでかつての

人知れず咲く花あれば 人知れず散る花あり

散るより先に斬り捨てる

人知れず 摘むのがおれの仕事

 

山姥切国広ソロ3

散る ひとひら ひとひら 同じ花はない

枝と分かれ 空に舞う 美しさはそこまで

散り落ちて 池に浮かび

瞬く間に朽ちていく 醜く儚く

聞かせてほしい どんなふうに生きてきた

恋焦がれた夜 夢語った時代

絶命の声は何故 産声に似ているのか

塞がれて流れなくす 美しさはそこまで

散り果てて 池に沈み 

瞬く間に腐り行く 美しく 美しく

散る ひとひら ひとひら 同じ命はない

俺もその ひとひら

 

 

一部

小竜の演出が変わってからの初現場。

東京公演前に南泉も病院に駆け込む事態があったので他にも演出が変わってましたね。

大阪のネタバレイラストで黒小竜(影打ちさん呼び)くんがどういういでたちなのかは把握していたんですけど、現地で見るのが楽しみでした。

8日はアリーナ10列、9日は2バル(双眼鏡8倍使用)に入りました。

アリーナ偶数列は前の奇数列と高さが一緒なので、前の人の頭が当然重なるため、センターあたりが視界から欠落していたため、アリーナだからいいってわけでもないなあとなりました。

奇数列ならまだマシだったかも。

ただ10列なので見える範囲ではこの最悪の視力でもかなり見えましたね。

2バルは双眼鏡で定点するには程よい距離。段差がしっかりあるのでアリーナと違って視界が遮られないのでハッピー。

主に影打ちさんや小竜くんを定点。

控えめに言って、殺陣とか走り回ってるのにずっと黒マスクしてるの、普通にしんどくない?になりました。

小竜くん、声だけですが、演技が初日配信から変化しているなあ、と感じました。

何よりもやはり代役の兵頭さんの動きとちゃんと合った吹替えですごかった。これはこれで別の技術力を感じました。

長田さん、もっと演技力身につけたらソシャゲで声優デビューしてそう。

個人的には初日配信よりもラストの「たくさんいた、主のひとりだからね」の言い方が好きでしたね。

優しい、というか弱いというか、初日の時はもうちょっと強がってると言うか、もっとなんでもない風な声音だった印象なんですけど……現地で聞いた感じだと目の前でかつての主の死を連続して視ることに、心が弱っていて、その弱った様が声にも出ているように聞こえた。

初日の時は悲しい気持ちがわからないまま、なんでもないよと言っている感じで。

今は悲しいとかつらさがちょっとわかってて言ってるような、そんな変化です。違うかもしれないけど。

 

8日……兼ノ兵

9日……!!!!!

 

大包平「嘘は良くないぞ!!!!!!」

「本人のためにならんぞ!!!!!」

 

大包平「本当の優しさとはなんなんだろうな!!」

松陰「優しさ、とは一体……?」

大包平「甘やかすのは相手のためにならんぞ!」

ここめちゃくちゃ声でっかくて毎回笑うし、回を追うごとに辛辣になってるみたいで笑う。

 

三味線の人、照明当たってなくても、あのシーンの最中ずっとあそこに座っててびっくりした。

 

丁々発止の南泉、よく見たら自分の猫行動に首を捻ったり手を叩いたり、めちゃくちゃ不本意そうにしていたし、立ち上がり方が若干アクロバティックなのが生でみるとよりカッコイイなとなる。

 

お手紙、山姥切国広が肥前くんから受け取った分にはしっかり「山姥切国広へ」から始まって「追伸返事くらい寄越せ」まできっちり書かれていて笑いましたね。

2バル双眼鏡装備なら読める!読めるぞ!!ってテンション上がってました。

 

山姥切国広もとい大悟くんはマチソワあるとソワレの方が喉の調子が落ちる印象。

ソワレ1公演だと問題なさそう。

なので千秋楽までの8公演かな?のぶっ通しは完全に露骨に喉にダメージが反映されそうで正直心配。

もしくはキーが若干合わないのかな……?

 

肥前くんの方は現地で見た分には喉が安定していた印象。

ただマチソワが続くと喉がカスッカスになりやすいと聞いているので彼も千秋楽ちょっと心配。

 

肥前くんの暗殺お歌いつ聞いても好き。

かつての主のようだと歌った直後に、剪定事象以蔵に天誅なんて馬鹿げたことを!とか学問を習いなさいとか主に主を否定されるの可哀想でかわいい。

 

極兼さんは薬屋になっている土方さんをしっかり見て来たけれど。

肥前くんは偽史岡田以蔵に正史岡田以蔵を否定されるし、自分の存在そのものを否定されるし、狂った岡田以蔵と直接対決だし。

政府刀だから、政府くんに刀剣男士の情緒育成期待できないから、マジで兼さんが肥前くんの心を看破してくれたのが救いだなあって思うんだよね。

経験者だし極てるから、一回だけ泣いたその時のことを笑って話せる兼さんかっこいいよ。

 

山姥切国広最後のソロ曲のメロディが実にあちこちの山姥切国広の場面で流れていて、流れているなあとなった。

心覚であれだけ花=人間の生き様を刻みつけてきてるから、今作でも「花」やそれに関する言葉が歌詞にかなり盛りだくさんなわけだったけれど。

散るひとひらのお歌は、物悲しいね。

特に山姥切国広の気持ちがとても人間に寄り添っているから。

言葉を交わせない人間だったものたちに、どう生きてきたのか尋ね、その返答が彼らのうめき声だけなの……。

将門さんはなかったことにはならないと言うけれど、それは将門さんが歴史に残る流れの中にいるからこそなんだよね。

歴史の中に文字や言い伝えとして残らなかったものはなかったわけではないけれど、江水のこの歴史は放棄されるから、完全になかったことになる歴史なんだよね……。

人がただ死ぬよりも、生きたことも、生きて行ったことも無いものとされる方がよりしんどく感じるタイプなので、パライソの救いは心覚にあるけれど、江水の救いがないのでしんどいなあとなります。

まあ何よりもみほとせという任務から繋がっている流れがこういう形で否定されると審神者としては、任務の難しさにしんど……ってなるわけですよね。

 

最後の小竜くんのソロ、いつ聞いてもいい歌だ……ってなるから音源ほしい。

視る角度を変えたかった小竜くんだけど、井伊直弼に対して(もしかしたら他の主にも)どうだった?どんな人生だった?ってずっと胸の裡で問い続けていたのかもしれない。

どう言う結末を迎えるか知っているからこそ、かつての主が咲かせた花を見つめる小竜くんの胸の裡を歌ったお歌がとても好き。

まだ兼さんのように笑い飛ばせるわけでも、肥前くんのように泣き崩れるわけでもないけど、雪に倒れ伏すのが、限界を迎えたって感じで好き。

ちなみになんですがこの籠を運んでいた人が襲撃を受けて、籠の裏で籠にもたれて倒れているんですよ。

2バル上手から見ていて気がつきました。

刀剣男士たちが出てきてからもずっとそこにいるんですよ。

井伊さんは南泉からお花をもらうけれど、なんかそこで刀剣男士たちから目を向けられない人間がいるように見えてちょっぴり切ないです。

 

入塾場面の弾左衛門さんのセリフのところ。

配信では気づいてなかったんですけど、現地で見たら他の入塾希望者(武士階級の方々)たちが弾左衛門さんから距離をとって鼻をつまんで「臭い臭い」ムーブをしてたのがこう……。

差別をする者、される者の線引きを見せられてきっついですよね。

でも小竜くんが身分に関係なく誰でも立派な先生方から学ぶことができますって言って喜ぶ弾左衛門さんに、差別なんてすぐに放り投げて良かったなあとみんなで喜ぶところが……歪んでる世界だなってなるよね……。

この世界が続いていたら、部落差別とかも今みたいに根深く残らなかったのかもしれない。ひいては人種や障碍での差別もない世界になったのかもしれない。

でもそれはちょっと恐ろしい世界でもあるな、となってしまう。綺麗すぎる水に魚が住まないように、そういう世界に人間は存在し続けていられなさそう……。

まあだからこの歴史は放棄されることが正しいと思うんですよね。

今に差別があっても。人間、そこまで綺麗にならないよ。

 

拍子木叩いてる黒子→時間遡行軍薙刀拍子木叩いて終わるの流れが美しい。

こういう日本的演出最高に好き。

しかも薙刀は黒子の衣装で暗躍を示して最後にはくす玉割って将軍就任祝うのがね、いいよね〜!

黒子の衣装を脱ぎ捨てるのめっちゃかっこいいよね。好きだった!

 

兼さんの二回目のソロの時に刀を階段に突き立てるけど、そこの部分だけ正方形にちょっと穴が空いてるんですよね。

いつ塞がるのかなー?と思って見ていたらそのシーンの最中はずっと窪んだままでびっくりした。

 

藩祖直政公のあたりのシーンで井伊直弼が持ってるお花に黄色い実がついてたんですよね。

やっぱり橘ってことですかね?

 

肥前くんの暗殺シーンで家紋提灯=人の命がすごくわかりやすかったんですけど、それと言うのもそもそも歌合の青江講談での演出が頭にあるからと言うのもあるかと思いました。

人魂をああやって演出したことがあるからこそ、より提灯の灯=魂そのものに見えた。

救いのない世界で肥前くんが斬ることで救いになればよかったんだけどね……間に合わなかったね。

 

井伊家の家紋が橘だから縁側のみかんのシーンが暗喩てんこ盛りに見えてしょうがない。

  • みかん=井伊直弼
  • みかんを手に取った(井伊直弼の方に付いている)南泉
  • みかんに「いいね」と言うが「でも遠慮しておくよ」=松陰の方に付いている小竜
  • 迷わずみかんを割り裂こうとする南泉=井伊直弼をちゃんと斬る南泉
  • みかんを持ち去る肥前=歴史として残らない井伊直弼

みたいに見えてしょうがないね。

 

兼さんのポニテ、結んだところから10センチくらいのところでさりげなくワイヤー?みたいなので根本から髪が広がらないようにしてるっぽく見えて、工夫!!!!

ってなった。

ただし毛先の方は暴れ回るので制御は大変。

 

 

 

二部

イスに座っている小竜くんを定点するお時間。

ニコニコしながらイスに座ってマイク持って歌っているお姿、好き。

振りに合わせてイスを回して外側を向いたり、ダンサーさんや刀剣男士たちとちょっとコミュニケーション取ったりする姿を見るのがめっちゃ好き。

フィーチャリング映像あったら小竜くんのカメラ動きがないから安定してそう。見たいからください。

南泉とのデュエットの時に南泉(一文字一家の端くれ)にエスコートされるのも好きだし。

ペンラ曲の時に下手の方にいる小竜くんに山姥切国広や肥前が絡んでるのを見るのも好き。

肥前をペンラで斬るように動く小竜くんに肥前くんが離れがてらスパーンっと斬っていくのもまたよろしい。

小竜くんがニコニコしながらペンラ振ってる真後ろで肥前くんが「無」の顔でペンラ振っているのもとても楽しい。

千秋楽で肥前が雨さんみたいに笑顔になることはあるのだろうか?

MCで小竜くんがさりげなく肥前くんに手を差し出してエスコートしていくのとても良い。これぞ長船。背景にオサフネェって書き文字見えるもん。

漢道にいないのは残念ですが、その分漢道では肥前くん定点できるので……。

そして最後の刀剣乱舞では小竜くんと影打ちさんが一緒に出てくれるので。あそこは本当にありがとうの気持ちでいっぱい。

8日の拍手当番が小竜くんだったんですがアリーナからでは小竜くんの二部衣装の襟元から覗き竜は見えなかったよ〜😂

でも小竜くんの小首を傾げて髪を寄せる所作が見られたのでとってもハッピー🥳

ただし拍手は兼さんに奪われる。

さすが極兼さんであるが、後輩のいいところを奪ってあげないでよ🤣

 

9日の拍手当番は兼さんなんだけど、「俺は何も言わない!!」とか言い出して孫は何を言っているんだ?????してた。

手振りで拍手するのねって始まってから理解したけど、最後がぐっだぐだで終わったのが目っっっっっっっっちゃらしくて爆笑だったよ。

大包平も「惜しいぞ!!!!!」って笑うレベルだったし、山姥切国広とか始まる前から笑ってたように見えたよ。

千秋楽はどうなっちゃうんだろうなあ。

 

8日のカテコ挨拶の兼さん、言い直ししてて、それに拍手してたら「お前ら優しすぎねぇか〜?😁」言われて笑顔になった。

 

大包平肥前のデュエット、多分9日の方で肥前くんがちょっとアレンジ入れて、いた……?

あとペンラ曲でもなんかアレンジ入れてきてたような気がしないでもない。

 

 

今回思い切って東京ドームホテルに泊まったんですが、個人的に和朝食の方が好みでしたね。

そしてドームホテルは部屋から徒歩三分くらいで会場入りできるので、とても40分くらいに部屋を出ても余裕で着席できるのでいいですよ……最高。

しかも荷物も少なくできるので、楽すぎる。

加えて翌朝には朝刊が配られるんですよ……すごいですね。今までビジホやカプセルホテルとかばかりだったので朝刊が配布されるホテルにびっくりしちゃった。

ホテルからの夜景

夜景

朝食会場会場からの景色

東京ドーム

和朝食セット

和朝食

晴天の東京ドームシティホール入り口

東京ドームシティホール