ヒプステミリしらですが、まあ話題だったので名前だけは認知してましたよね。
でもやはりキャラとかは一切知らず、とりあえずラップで展開してコミカライズの設定矛盾で炎上してCD販売で炎上してチケットの当落で炎上して……という炎上ジャンルという雑な認識だけしてました。
で、私は刀ミュを応援し続けているので当然主演に高野洸の文字があったら起立しちゃうわけですよ。
ラップ初期のデフテックと初期KAT-TUNでちょっと聞いた程度の無知。なのでライム?リリック?バース?ナニソレって感じです。
あとヒプステ決まってから?くらいにどついたれ本舗とナゴヤディビジョン出てきたけど曲は特に聞いてなかったです。
というあくまでも若手俳優高野洸のゆるファンみたいなポジションです。
でも一応ねヒプステ見る前にAppleMusicでプレイリストがあったので聞きましたよ。
というか概ねタイミング的に刀ミュの方で精神的にヤクをキメている感じで忙しかったのでヒプステに回す金がなかったんですよね。葵咲本紀はいいぞ!アーカイブ配信始まってるからよろしくね!
ちなみにアカバネディビジョン発表時の率直な感想がこちらになります。
舞台オリジナルディビジョンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww地雷原タップダンスとはこれのことか?
— ⛩令和元年の輝きを抱く静夜さん (@ysizuya) 2019年10月4日
よくある舞台化や実写化による余計なエッセンスの追加だとこの当時は思っていました……。
それまで散々炎上ネタを見てきたからまーた炎上させるようなこと言う~って思ったんだよ!!ごめんね!
見てみたらアカバネディビジョン好きになったよ!!
アカバネ・ディビジョン“North Bastard“
— 【舞台】『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage (@hm_rtstage) 2019年10月4日
堂庵和聖(どうあんかずさと):岸本勇太
表向きはサラリーマン、裏の顔は不良達で作られた一大組織のボス
狐久里梁山(こくりりょうざん):南部海人
碧棺左馬刻のことを憎んでいる詐欺師
蛇穴健栄(さらぎけんえい):松浦 司
元は軍の研究員で堂庵の右腕
\スポット映像公開!/
— 【舞台】『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage (@hm_rtstage) 2019年11月1日
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-スポット映像公開🎥初解禁のメインテーマ📻タイトルは「Gimmie The Mic -Rule the Stage Track.1-」👋手あげる👋準備はOK?#ヒプステ pic.twitter.com/RHHaOxNYdD
でもヒプマイ原作派の方々もこのスポット映像を見て結構印象を改めた方が多かったように思います。
そして私はと言えば双騎で高野くんが可能性の塊であることを改めて意識したところでこのラップだったので率直に笑顔可愛いなってなってました。歌が上手いことはわかってましたから。スタミュミュでも虎石の歌とか好きだったんでラップになって途端にガタガタになるなんて心配は全然してなかったなあ。
さて本題のヒプステを配信購入して見ました。
簡潔に言うとカズくん最高すぎない?です。
一郎とカズくんの花火ソングがあまりにもエモくてエモくて……。10年ぶりくらいになる再会であの歌うたっていて最後に空から一郎の手にマイクが落ちてくるのが特にエモポイント高いんですよ……。
引っ越した先のディビジョンで父親を亡くし、誰にも救われない世界に絶望したカズくんが謎の人物から与えられたヒプノシスマイクとヒプノシスキャンセラーの機械を与えられる、この差が本当にしんどみが高くて好き。
光のヒプノシスマイクを得た一郎と正反対に闇から与えられたカズくんが安っぽい三文芝居のつもりで花火の歌を歌っていたのかと思うともう……興奮ですよ。
こういう闇を抱えた根が良い人が本当に好きなんですよね、もうツボだーってなりますよこんなん出されちゃったら。
カズくん悪ぶってるし実際世界への(中王区?支配者?適切な言い方がわからないミリしら)憎悪や怨みがあるんだけどそれでもそれって優しさから生まれた力だからただひたすらに憎しみをぶつけるわけじゃないんだよね……。
そして一郎の正義感というか眩しい姿が10年近く経っても忘れられなかったの、もう本当にエモ案件。
そしてそんな世界の犠牲者であるカズくんという弱者を抱きかかえて絶対勝って世界を変えてやるって啖呵をきる一郎がかっこよかった。
事前情報というには大したことないんですけど山田兄弟は兄弟で世界が完結していると思い込んでいた(ドラマパートは聞いてない)のでヒプステはそういう狭い関係じゃないよって提示してきたのがインパクトあった。
カズくんという幼馴染みを出してきて中坊の三郎からしたらそんな記憶無い人がいきなり【幼馴染み】という名前で長男と仲良く話すことに疎外感を持ったり反感を持ったりするのもとてもいいなあと思ったんですよね。
二郎と三郎の突然の【幼馴染み】への反応の違いもよかった。兎に角他人を排除したい寄りの三郎と敵以外はわりと受け入れ寄りの二郎。
一郎と昔話できる存在がいるっていうそれだけで世界が広がる……イイ。
一郎にとって幼馴染みであるカズくんとの時間がそれこそ長男或いは大黒柱としての責任を一身に背負う前の良い過去を思い出せる時間だったのかなあ、なんて考える。
一郎とてもフレンドリーにカズくんと再会を喜んで、迎え入れるんだもん。
あの世界だとディビジョン移動した人とはラップバトル以外で再会するのは難しいのだろうか?
そもそも舞台から得られる情報しかないので世界観がよくわかってないんだけど、区画分けされたことで移動に制限があるのかもわからないのだった……。その辺りはちょっと舞台みただけじゃわからなかったな。
これだけ一郎とカズくんについて書いてるけど、実のところ最初のマエセッツーとチュウイジコーも滅茶苦茶頭に残ってる。
リングライトを「ぶりんぶりんだぜ!!アーーーーーーイ!」が凄い頭の中で繰り返される。
あとホーン使って粉噴き出しちゃうのめっちゃ笑った。
前説ですらラップで凄いな……と思ったよ。
面白前説好きだよ。
しかしホーンの使いどころが1曲の一箇所だけなのはちょっとグッズとしてどうかと思うから次回作でもホーンつけるならもう少し使いどころ増やしたらいいと思う。
二部があまりにも短くてびっくりしたから次からは曲数増やして二部もう少し増やそう?
全体→各ディビ×2~3で1曲ずつ→シャッフルメンバーで2~3曲→全体
くらいはやってもよくない?
刀ミュみたいに曲ストックして歌詞に合うメンバーで編成する方針もよくないっすか?(刀ミュは曲ストックの中からキャラに合う曲を当ててるってなにかで見たけどソース覚えてないの馬鹿審神者)
いやーしかし二部で楽しそうに歌って踊っているアカバネディビジョンノースバスタード可愛い。狐さんの人、輪郭が可愛くてちょっと斜め向きのときの頬の感じめっっっっっちゃくちゃ可愛くないですか?キメッキメに踊ったり煽ったりしてるのにお顔可愛くてイイじゃん……って何度思ったことか。
蛇の人も一部では危険思想の持ち主って言われてたけどなんかその危険思想ぶりを見せられずに終わってしまい、最終的に二部の良い感じのテンションと声でホーン鳴らしを促していた記憶が強い。
最終的にアカバネ3人に対する感情が「可愛いじゃん」になった。
私、長男キャラがわりとこう、そんなに好きじゃないというかハマらないんですけどなんだか一郎の長男感は平気だったというか、高野くんの表現の問題なんですかね?
二郎三郎に歌いながらそんな生き方は絶対選ぶな!って言い聞かせたり、二部では通路ですれ違う時なんかに頭撫でたりハグしたりウェーイみたいな絡みがあるのとても普通に推せる長男だなあ……ってなりました。
高野くんが一郎やってくれたおかげか最後の怒濤の追い込みのときは本当に一郎という存在が大きく感じた。
多分こう、過去の匂わせ的に一郎って善人ではなさそうな気配があるんですけど(謎のサマトキサマとの因縁もあるし)ラストの善パワーが凄かった。
ここまでMTCに触れてないんだけどサマトキサマ(Gtmの歌詞のせいでサマトキサマ呼びになった)のGtmの碧い棺黙って入りなのフレーズ格好良すぎて痺れる。
一郎への強感情の原動力が謎だからそこについてはなんも言えないんだけど、ハマの3人は不干渉というか山田兄弟!家族!!という干渉の強さとは真逆だなあとなる。
そして警察官らしい銃兎。歌詞ちゃんとみたら手錠刃物って書いてあって、丁寧だなあと思う反面業界用語使いまくりであの……あれだ……警察24時的なやつのまる暴とかで用語に詳しくなった結果ガラが悪くなってる警察官だ……感がある。
コウモリアレルギーってどうやったら発症してどうやったら気づくんですかね?コウモリアレルギーなのかそれは失敬した。では別の……って流れにならない?大丈夫?ジビエ食う?
毒島って読めなくて「ど、どくしま……」ってなった。
難読ネームやめて~。山田家見習えとは言わないからせめてサマトキサマレベルくらいになって。
ところでコウモリってそんなに捕獲できるものなんですかね?あとコウモリ食うところ少なくない?
重心低めだけど体格がいいから真っ直ぐ立ったときの圧がすごい。その上で幼女か?と思う勘違い炸裂させててびっくりするほどだし、これには銃兎も声を優しくしちゃうわなってなる。なるよね?
喋り慣れてない単語が多いから大変だったようだけど、千秋楽はハプニングなくてよかったね!
ハンドサインはbと銃とN、覚えた。
最後に高野くん、ヒプステ座長お疲れ様でした。きっといろんな重圧もふわふわ感じていたと思います。わりとガチでへこむ時はへこむこともある高野くんだからきっと情報解禁からの沢山あった酷い言葉の数々も見ていなくても感じていたかもしれない。
でも高野くんの歌も表現もやっぱり素晴らしかったです。
双騎で感じた可能性の一つをヒプステで見られたように感じたので歌合で膝丸見れなくてもこれはこれでステップアップとして良い経験になったんだろうなと思いました!
来年もよい1年になりますように!双騎で会いたいな!!